ego (lite) はブラウザそのもの、ego は端末を横断して動くあなた専属のエージェントです。
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ego (lite) とは

ego (lite) とは何か。そして、ブラウザ拡張機能、クラウドブラウザ、内蔵エージェントブラウザ、ブラウザ CLI、AI ブラウザと比べて何が優れているか。

llms.txt

ego (lite) は、あなたと AI エージェントが一緒に使う、macOS 向けの Chromium ブラウザです。Chrome と同じ使い方でウェブを閲覧できます。エージェントも同じブラウザを使い、調査、フォームへの入力、ウェブサイトからのデータ収集、ウェブアプリのテストといったウェブ上のタスクをあなたの代わりに行います。

エージェントは ego-browser Skill を通じて ego (lite) を操作します。シェルコマンドを実行できるエージェントなら、どれでも使えます。たとえば Claude Code、Codex、Cursor、Continue、Gemini CLI、Hermes Agent、OpenClaw、OpenCode、自作のエージェントなどです。

ego (lite) の仕組み

以下の機能には、それぞれ「機能紹介」セクションに個別のページがあります。

Space

Space は ego (lite) の中にある独立した作業領域で、エージェントはここでタスクを実行します。Space ごとに専用のタブがあります。エージェントが自分の Space で作業している間も、あなたは自分のタブを使い続けられます。エージェントがあなたのタブを切り替えたり、キーボードフォーカスを奪ったりすることはありません。

Space は、新しいウィンドウでも、2 つ目の Chrome プロファイルでも、ヘッドレスブラウザでもありません。すべての Space は同じ ego (lite) ブラウザの中で動きます。すでに ego (lite) にあるあなたのログイン状態を、エージェントも使えます。

多くの Space を同時に実行できます。通常は 1 つのタスクに 1 つの Space を使います。同時に実行できる数は、コンピューターのメモリと CPU によって変わります。どの Space でも開いて、エージェントの作業を見たり、タスクを止めたり、操作を引き継いだりできます。

→ Space

Snapshot

Snapshot は、エージェントが読むためのページのテキスト版です。ego (lite) はページ上の要素を一覧にし、それぞれに @3 のような短い参照を付けます。一般的なページなら 200〜400 トークンに収まります。これは、そのページの生の HTML よりはるかに少ない量です。

ログインページで snapshotText() を呼び出すと、次のような結果が返ります。

Page: Example - Log in
URL: https://example.com/login

@1 [heading] "Log in"
@2 [form]
  @3 [input type="email"] placeholder="Email"
  @4 [input type="password"] placeholder="Password"
  @5 [button type="submit"] "Continue"
  @6 [link] "Forgot password?"

エージェントは、fill('@3', '...') や click('@5') のように、この参照を直接使って操作します。CSS セレクタを推測する必要がないため、クラス名が変わっても、それが原因でタスクが失敗することはありません。

ego (lite) は、改修した Chromium エンジンの内部で Snapshot を生成します。ページにスクリプトを追加する方法は使いません。そのため Snapshot には、スクリプトベースのツールでは取得できないことが多い内容も含まれます。たとえば、入れ子になったクロスオリジンの iframe、shadow DOM、そして Stripe checkout、Salesforce の埋め込みコンテンツ、Intercom のパネルといったサードパーティ製のコンポーネントです。

→ Snapshot

ego-browser

ego-browser は、エージェントが ego (lite) を操作するためのコマンドラインツールです。エージェントが短い Node.js スクリプトを書き、ego-browser がそのスクリプト全体を 1 回の呼び出しで実行します。

ego-browser nodejs <<'EOF'
await useOrCreateTaskSpace('follow-ego-agent')
await openOrReuseTab('https://x.com/ego_agent', { wait: true })
await snapshotText()
await click('@92')  // @92 は Snapshot から返ってきた Follow ボタン
cliLog('Done.')
EOF

この 1 回の呼び出しで、ページを開き、内容を読み、ボタンをクリックし、結果を返します。ほかの多くのツールでは、これらの操作がそれぞれ別の呼び出しになります。モデルは 1 つの呼び出しの結果を読んでから、次の呼び出しを送る必要があります。呼び出しが少なければ、タスク全体でのモデルのターンも少なくなります。そのため、タスクが早く終わり、使うトークンも少なくなります。

→ ego-browser

経験の蓄積(近日公開)

タスクが成功すると、ego (lite) はその実行方法を、再利用できる tool または workflow としてウェブサイトごとに保存するようになります。次にエージェントが同じウェブサイトでタスクを実行するときは、試行錯誤を繰り返さずに、保存された方法を再利用できます。

→ Skills

ほかのブラウザ自動化ツールと比べて ego (lite) が優れている点

AI エージェントにブラウザを使わせるツールの多くは、次の 5 種類のどれかに当てはまります。要点は下の表のとおりです。表の後の各節では、それぞれの種類と比べて ego (lite) が優れている点を説明します。

種類 仕組み ego (lite) が優れている点
ブラウザ拡張機能 拡張機能が、あなたが使っている Chrome のウィンドウにエージェントを接続します。 ego (lite) 自体がブラウザなので、ペアリングは不要です。エージェントはあなたのタブではなく、専用の Space で作業します。
クラウドブラウザ ブラウザがサービス提供元のサーバー上で動きます。 ego (lite) はあなたのコンピューター上で動きます。ログイン状態はあなたのデバイスに残り、ブラウザの利用時間に料金はかかりません。
内蔵エージェントブラウザ 1 つの AI アプリの中にあるブラウザパネルです。 ego (lite) は、あなたのログイン状態が入ったフル機能の Chromium ブラウザで、どのエージェントからも使えます。
ブラウザ CLI エージェントは通常、ログインしていない状態で起動したブラウザを 1 ステップずつ操作します。 エージェントはあなたのログイン状態を使って作業を始め、1 回の呼び出しで複数の操作を実行します。
AI ブラウザ ブラウザの開発元が提供する AI アシスタントを、サイドバーに備えたブラウザです。 ego (lite) を操作するのはあなた自身のエージェントなので、ローカルのコードやファイルも扱えます。

ブラウザ拡張機能との比較

例:Claude in Chrome、Codex の Chrome 拡張機能、Kimi の Chrome 拡張機能。

拡張機能を使う場合、エージェントは Chrome にインストールされた拡張機能にコマンドを送り、拡張機能がそのコマンドをあなたの Chrome のウィンドウで実行します。この方法は、今見ているページでちょっとした手助けが欲しいときに向いています。たとえば、フォームを 1 つ入力する場合です。あなたが作業を続けている間に進める、複数ステップのタスクでは、次の点で ego (lite) が優れています。

  • インストール、ペアリング、接続の維持が不要です。 拡張機能では、ペアリングに失敗したり、タスクの途中で接続が切れたり、権限の確認が表示されたり、ほかの拡張機能と競合したりすることがあります。ego (lite) はブラウザそのものなので、こうした手順はありません。
  • エージェントはあなたのタブを使いません。 拡張機能はあなたと同じウィンドウで動きます。そのため、あなたが作業している間に、エージェントが今開いているタブを使ったり、ウィンドウのフォーカスを奪ったりすることがあります。ego (lite) では、エージェントのタスクはそれぞれ、専用のタブを持つ専用の Space で実行されます。マウス、キーボードフォーカス、通知、アクティブなタブは、引き続きあなたが使えます。
  • あなたが閲覧を続けている間に、複数のタスクを実行できます。 タスクごとに専用の Space が割り当てられるため、エージェントは複数のタスクを同時に進められます。どの Space でも開いて、エージェントの作業を見たり、タスクを一時停止したり、操作を引き継いだりできます。

詳しくは次のページをご覧ください:ego (lite) と Claude in Chrome の比較、ego (lite) と Codex の Chrome 拡張機能の比較、ego (lite) と Kimi の Chrome 拡張機能の比較。

クラウドブラウザとの比較

例:Browserbase。

クラウドブラウザは提供元のサーバー上で動き、エージェントはインターネット経由でそれに接続します。この方式は、サーバー上で多数のブラウザ(たとえば同時に 100 以上)を動かすプロダクトや、コンピューターの電源が切れている間も動き続ける必要があるタスクに向いています。自分のコンピューターから自分のアカウントでタスクを行う場合は、次の点で ego (lite) が優れています。

  • ログイン状態はあなたのコンピューターに残ります。 クラウドブラウザで自分のアカウントを使うには、パスワード、Cookie、または保存したログイン済みセッションを提供元に渡す必要があります。ego (lite) はあなたのコンピューター上で動きます。パスワード、Cookie、ログインセッション、Chrome からインポートしたデータはあなたのデバイスに残ります。ego (lite) があなたの閲覧データを、外部でホストされるブラウザサービスにアップロードすることはありません。
  • ブラウザの利用時間に料金はかかりません。 クラウドブラウザは通常、セッション単位または分単位で課金されます。ego (lite) アプリは無料です。ただし、モデルとネットワークの費用は引き続きかかります。
  • 普段と異なる IP アドレスが原因の CAPTCHA が減ります。 クラウドブラウザは、提供元の IP アドレスから通信を送ります。これらのアドレスはほかの利用者と共有されており、あなたとは別の国にあることもあります。そのため、一部のウェブサイトでは CAPTCHA やセキュリティチェックが増えます。ego (lite) はあなた自身のインターネット接続を使い、VPN やプロキシの設定にも従うので、ウェブサイトからは、あなたが自分で閲覧しているときと同じ種類のセッションに見えます。それでもウェブサイトが CAPTCHA やほかのセキュリティチェックを求めることはあり、ego (lite) はそれを回避しません。

詳しくは次のページをご覧ください:ego (lite) と Browserbase の比較。

内蔵エージェントブラウザとの比較

例:Codex のブラウザ、Cursor に内蔵されたブラウザ。

一部の AI アプリには、独自のブラウザが内蔵されています。通常はアプリ内のパネルで開き、そのアプリのエージェントしか使えません。セットアップは不要です。また、ログイン状態が別になっているため、エージェントをあなたの実際のアカウントから切り離しておけます。いつものブラウザで、実際のアカウントを使ってエージェントに作業させたい場合は、次の点で ego (lite) が優れています。

  • ログイン状態がすでに入っています。 内蔵ブラウザは独自のログイン状態を持つことが多く、その中でウェブサイトにもう一度ログインする必要があります。ego (lite) では、セットアップ中にワンクリックで Chrome プロファイルをインポートできます。これにはタブ、ブックマーク、パスワード、拡張機能、Cookie、ログインセッション、プロファイルが含まれます。
  • フル機能のブラウザです。 内蔵ブラウザは、フル機能のブラウザに比べて機能が少なくなっています。ego (lite) は、タブ、タブグループ、ウィンドウ、プロファイル、ブックマーク、保存済みパスワード、拡張機能、ダウンロード、シークレットモードを備えたフル機能の Chromium ブラウザです。普段使いのブラウザとして使いながら、同じブラウザでエージェントに作業させられます。
  • 複数のタスクを同時に実行できます。 内蔵ブラウザでは、同時に実行できるタスクの数が制限される場合があります。ego (lite) では、各タスクがそれぞれ専用の Space で実行され、複数の Space を同時に動かせます。
  • どのエージェントでも使えます。 内蔵ブラウザは、そのアプリの中でしか使えません。Claude Code、Codex、Cursor、Gemini CLI、OpenClaw などのエージェントは、すべて ego-browser を通じて ego (lite) を使います。ブラウザを変えずに、エージェントだけを変えられます。

詳しくは次のページをご覧ください:ego (lite) と Codex のブラウザの比較。

ブラウザ CLI との比較

例:playwright-cli、Browser Harness、agent-browser、chrome-devtools-cli。

ブラウザ CLI は、AI エージェントがブラウザを操作するために実行するコマンドラインツールです。多くは Playwright や Puppeteer などのブラウザ自動化フレームワークをベースにしているか、Chrome DevTools Protocol を直接使っています。スクリプトや CI のように、実行のたびに新しいブラウザを使いたい場合に向いています。エージェントが実際のウェブサイトでタスクを行う場合は、次の点で ego (lite) が優れています。

  • エージェントはログイン済みの状態で作業を始めます。 これらのツールは、デフォルトでは空のプロファイルを使い、ログインしていない状態でブラウザを起動します。ログインが必要なサイトで作業するには、ログイン処理をスクリプトに書くか、保存した Cookie を読み込む必要があります。ego (lite) では、あなたがログインしているサイトなら、エージェントはそのサイトをログイン済みの状態で開きます。その結果、タスク中の 2FA の確認画面や SSO のリダイレクトが減ることがあります。それでもウェブサイトが本人確認を求めることはあり、ego (lite) はこうした確認を回避しません。
  • タスク全体でモデルのターンが少なくて済みます。 これらのツールでは、エージェントは通常 1 ステップずつ作業します。コマンドを 1 つ、または少数の操作をまとめて送り、結果を待ち、ページを読み直してから次のステップを決めます。ステップごとにモデルのターンが 1 回かかります。ego (lite) では、エージェントは 1 回の呼び出しで複数の操作を実行できます。たとえば、ページを開く、内容を読む、クリックする、フォームに入力する、結果を返す、といった操作です。コンパクトな Snapshot と組み合わせることで、タスク全体のモデルのターンが少なくなります。そのため、タスクが早く終わり、使うトークンも少なくなります。
  • エージェントの作業を見られます。 これらのツールは、画面に表示されるウィンドウのないヘッドレスモードでブラウザを動かすことがよくあります。ego (lite) では、いつでもエージェントの Space を開いて、作業を見たり、タスクを一時停止したり、QR コードでのログインのように、あなたの操作が必要な手順を引き継いだりできます。

Real-World Bench では、ego (lite) と上記の 4 つのブラウザ CLI を、実際に稼働しているウェブサイト上の同じ 31 件のタスクで実行しました。モデルと採点方法も同じにしています。ego (lite) は 31 件中 30 件のタスクを満点で完了しました。この割合は 5 つのツールの中で最も高い値です。また、ego (lite) は最も速く、モデルのターン数も最も少なく、タスクあたりのモデル費用も最も低い結果でした。

詳しくは次のページをご覧ください:ego (lite) と Browser Harness の比較、ego (lite) と agent-browser の比較、ego (lite) と Playwright の比較、ego (lite) と Playwright MCP の比較、ego (lite) と Puppeteer の比較。

AI ブラウザとの比較

例:Perplexity Comet、Dia。

AI ブラウザは、ブラウザの開発元が提供する AI アシスタントを、サイドバーに備えたブラウザです。このアシスタントは開発元の AI サービス上で動き、ブラウザの中で作業します。読んでいるページの要約や翻訳など、ちょっとした手助けがほしいときに向いています。複数のウェブサイトとあなたのコンピューターにまたがる実際の作業をエージェントに任せたい場合は、次の点で ego (lite) が優れています。

  • エージェントがあなたのコンピューターも使えます。 AI ブラウザのアシスタントは通常、ローカルのファイルを読んだり、コマンドを実行したり、コードのリポジトリを開いたりできません。ego (lite) では、エージェントは Claude Code や Codex などのあなた自身のエージェントです。そのため、1 つのタスクの中でブラウザとあなたのコンピューターの両方を使えます。たとえば、開発中のウェブアプリの UI を確認できます。ローカルの開発サーバーでページを開き、レイアウトの問題を見つけ、リポジトリのコードを修正し、ページを再読み込みして、修正できたかを確認します。AI ブラウザのアシスタントはページを見ることはできますが、あなたのコードを変更することはできません。
  • ルールはあなたが選んだエージェントで決まります。 AI ブラウザのアシスタントは、開発元が定めた安全上のルールに従います。こうしたルールは、より厳しいことがよくあります。たとえば、多くのページからデータを集めるタスクを断ることがあります。ego (lite) は、エージェントが実行してよいタスクを決めません。それは、あなたが選んだエージェントと、そのエージェントにあなたが設定した制限によって決まります。
  • ページを読むモデルをあなたが選べます。 AI ブラウザのアシスタントは、作業対象のページを開発元の AI サービスに送ります。ego (lite) では、ページの内容はエージェントが使うモデルに送られます。そのモデルはあなたが選ぶもので、あなたのコンピューター上で動くローカルモデルにすることもできます。
  • エージェント機能に有料プランは要りません。 AI ブラウザでは、エージェント機能がプランによって制限されていることがよくあります。バックグラウンドでのタスク実行や複数タスクの同時実行には、上位プランが必要な場合があります。ego (lite) アプリは無料で、各タスクは専用の Space で実行されるため、複数のタスクを同時に実行できます。エージェントとモデルの費用は、これまでどおりあなたが支払います。

プライバシー

ego (lite) はあなたのコンピューター上で動き、閲覧データもそのコンピューターに残ります。Chrome からインポートしたパスワード、Cookie、履歴、ブックマーク、拡張機能、プロファイルはアップロードされません。

エージェントがページで作業するときは、エージェント自身がページの内容を読み取り、使用しているモデルに送ります。ego (lite) はブラウザを動かし、ブラウザとエージェントの間でコマンドと結果を受け渡します。

インストール時に ego (lite) が記録するのは、Chrome からデータをインポートすることを選んだかどうかだけです。

ego (lite) を使うのに、アカウントやメールアドレスは必要ありません。

対応プラットフォームと価格

ego (lite) は macOS で利用できます。Windows 版と Linux 版を予定しています。

ego (lite) は無料でダウンロードして使えます。サブスクリプション、タスクごとの料金、ブラウザの利用時間に対する料金はありません。エージェントとモデルはあなた自身のものを使い、その費用はこれまでどおりあなたが支払います。

さらに読む

ego (lite) を作った理由と設計については、こちらのブログ記事をご覧ください:あなたとエージェントが並列で作業するためのブラウザ。